退職交渉体験談

会社・上司への退職交渉・相談|体験談2|1年で退職

この記事では、会社・上司へ退職の交渉・相談をした実体験について、退職者本人への寄稿や聞き取りにより作成しており、こんな人の疑問を解決します。

  • 退職者の体験談を知りたい
  • 会社・上司に退職相談する際、何て言ったらいいか分からない
  • 退職の何日前に上司に相談したのか知りたい
  • 会社・上司への交渉期間ってどれぐらいなのか知りたい

退職者のご紹介

本記事の情報提供者は

  • 水野さん(仮称)
  • 高校を卒業し、大手企業に就職
  • 入社1年で退職
  • 建設現場の作業員

他の方の体験談、退職時の言い方は次の記事をご覧ください。

退職交渉体験談

退職時の言い方、伝え方、切り出し方|誰にいつ頃どこで伝えるか

退職理由

僕(水野さん)が退職しようと思った理由は・・

  • 建設現場の作業員として、スキルが足りなかった
  • 数ヶ月で自分には、この仕事が向いていないと思い、このまま何十年も働けないと思った
  • 指導員が厳しくて耐えれなかった

入社前は、自分の手で何かを作るということに、すごく憧れがありました。たまたま学校の就職推薦枠に、知っている企業の名前が残っており、物作りもできるということで、手を挙げました。そして、就職試験を受けたら、見事合格しました。

入社すると、1年間は、研修施設で作業員のスキルを叩き込まれます。その研修では、指導員が厳しく、規律も厳しい。まるで軍隊・・・

その上で、現場作業となると、僕は、同期の中で一番作業が遅く、いつも最後・・・指導員からも「またお前か・・」という感じで、最後まで厳しく指導されるし、そのうち、作業以外でも目をつけられ、僕に対しての態度だけが違いました。そして、周りの同期からも、避けられるようになり、次第に孤立していきました。

現場作業では、協同作業が多いので、周りにも迷惑かけるし、入社3ヶ月後には、会社に行くのが嫌で、辞めたいという気持ちが強くなってきました。

何とか、入社6ヶ月目までは我慢して会社に行っていましたが、ある作業を機に、もうやっていけないと思い、親に退職の相談をしました。

親からは、名前が通った会社に入れたこと、ここで辞めると辞める癖がつくこと、しばらく我慢すればやっていけるかもしれないことから、辞めることを全否定されました

他の会社に入っている友達にも相談しましたが、「まだ入社して半年じゃん、辞めない方がいいって・・」と言われ、時々休みながらも何とか会社に行きました。

そして、11ヶ月が経って、初めての人事異動の告知日。会社から異動先を告げられたとき、最悪な職場への異動を告げられました。具体的には、噂で指導員が厳しく、辞めた先輩も数人いた事業所でした。聞いた瞬間、頭が真っ白になり、その日の会社での出来事は覚えてません。

その日は、木曜日で、次の日に仕事がありましたが、寮ではなく、実家に帰り、両親に腹を割って話をしました。会社に残る意思はなく、退職の選択肢しか考えていないこと、入社してからずっと退職したかったことを赤裸々に話し、退職を決定しました。

退職交渉の概要

僕の退職交渉の概要は、

  • 退職交渉は上司に実施
  • 退職交渉は、退職日の20日前にスタート
  • 最初の上司への交渉は、当日、休暇を取り、お昼頃、電話で伝えた
  • 退職交渉期間は、3日間で会社の了承を得た
  • 退職理由は正直に言った
  • 退職届は、上司が自宅まで持ってきて、その場で記入

退職交渉の経緯

ここでは、会社との退職交渉・相談の経緯を書きます

1回目交渉|上司との交渉:退職日20日前

僕は、人事異動の告知日に、会社を辞めることを決意し、その翌日は会社に行かず、朝、辞めますと電話しようとしました。

当日、朝から電話を持ったものの、中々かけられず、1時間、2時間と時間が経ち、お昼頃、会社から電話がかかってきました。

会社の上司からの電話で、「今日はどうした?」と聞かれたので、

僕は、「両親とも話をして会社をやめようと思います」と答えました。

上司は、同期から聞いたのか薄々気づいているような感じで、「どうして辞めることにしたのか教えてくれるか」と言ったので、次のことを答えました。

  • 建設現場の作業員として、スキルが足りない
  • 数ヶ月で自分には、この仕事が向いていないと思い、このまま何十年も働けないと思った
  • 異動先の指導員が厳しく、おそらく耐えれないので、辞めるなら早い方がいいと思った

上司からは、3年は我慢して耐えてほしいこと、もう一度週末に親とも話をして考えることを言われ、月曜日(3日後)に電話をもらうことになった。

2回目交渉|上司との交渉:退職日17日前

その日も、会社には行かず、家で電話を待っていました。昼前に上司から電話がかかってきました。

上司は、「週末考えみて、退職する意思は変わったか」と聞かれた。

僕は、「退職する意思は変わりません」と伝え、それ以上、上司からは退職引き留めの話もありませんでした。

その翌日、上司が退職届の書類を自宅にもって来て、その場で退職届に署名と押印をした。そして、1週間以内に会社に来て荷物を取りに来るように指示があったので、僕は誰もいない休日に会社に行き、荷物を取りにいき、それ以来、会社に足を運ぶことはありませんでした。

まとめ

今回の体験談では、1年での退職例で、電話で退職交渉をして、スムーズに退職できた体験談でした。

ちなみに、水野さんは、その後の転職先について、何も考えていなかったようですが、その半年後、親戚の方が経営している会社に無事就職できたようです。転職先は決まっている方が、その後悩まなくてもいいですが、辞めるタイミングを逃してしまうと、身体の異常、あるいは、辞めさしてもらえないなどのケースもあるので、辞めるタイミングは大事にしてください。

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